
ケーススタディ
ウォレン・ピータースの場合: 悩ましい上位者を動かす
自分より高い立場にある人との関係を壊すことなく、当人が臨まないことをさせるには、どうしたら良いのだろうか。その人との関係や自分の評判を傷つけるか、またはすぐさまこの考えを諦めるか。かなり迷うことだろう。
ウォレン・ピータースはベネラブル保険会社(VIC)の大きな支店の債権引担当マネジャー(部長)である。ウォレンは、チャック・スティーブンスとの間での悩ましい体験について話してくれた。
[影響力の挑戦]
ウォレンは、組織再編にともない、新しくできた課長のポジションを早く決めなければならず、そのことで強くプレッシャーを受けていた。7-8人の候補者と面接した結果、6人に候補を絞ったが、最終的には、専門知識はないものの、チームリーダーとして良い成績を残してきたデビー・カーシーに決めたのだった。デビー自身は喜んだが、彼女の上司、チャックは快く思っていなかった。
さらにまずいことに、チャックは本社の製品管理部門の本部長と、ウォレンよりも役職は上だったので、大きな壁になる可能性があった。ウォレンはチャックに働きかけてデビーを課のリーダーに異動させたかったが、同時に将来のことを考え、チャックとの関係が悪くならないようにしたいと思った。(つづく)




