プロジェクトリーダー・リーダーシップ向上プログラム
ビジョン・ドリブン・チーム プログラム(プロジェクトリーダー版)
プロジェクトの関係者がビジョンを共有し、全員が共通の目標達成を目指すチーム、すなわち“ビジョン・ドリブン・チーム”を築き、プロジェクトを成功に導く考え方と方法を学びます。
対象者
プロジェクトリーダーとしての活躍が期待される、
技術者、営業担当者、中堅社員
背景
複雑化する課題に対応するため、社内外でいくつもの部門横断的なプロジェクトが動いています。プロジェクトがもたらす、相乗効果、イノベーション、創造的な問題解決が期待されており、一方プロジェクトリーダーとしての経験は、将来の幹部候補にとって貴重な学習と教育の機会になっています。
しかし、部門横断的で多様な技術を要するプロジェクトをとりまとめ、納期までによい成果をあげるのは、製品開発、システム開発、社内改革などのプロジェクトを任されたプロジェクトリーダーにとって、大きな挑戦です。利害関係者(ステークホルダー)の要求はますます厳しくなっているのに、予算は減らされているのが現実です。
プロジェクトに利益をもたらすプロジェクトリーダーは、利害関係者に対する影響力を発揮して、チームを築いています。
ねらい
本プログラムのねらいは、プロジェクトリーダーが、「ビジョン・ドリブン・チーム」を学び、利害関係者のプロジェクトへの参画を促せるようになることです。
スタンフォード大学経営大学院のデビッド・ブラッドフォード、バブソン大学のアラン・コーエン両博士によると、部門横断的なチーム通い結果を出せない理由のひとつに、影響力の欠如があります。ステークホルダーは、しばしば自分の利害にしか関心を持たず、プロジェクトに積極的に参画しません。その結果、多様な専門知識や経験が活かされず、プロジェクトは並みの成果しかあげることができなくなってしまいます。
利害関係者がプロジェクトに積極的に参画するには、彼らにプロジェクトのビジョンを描かせることが重要です。また、彼らが影響力を発揮し合うことも欠かせません。 本プログラムでは、影響力の法則をステークホルダーマネジメント、プロジェクトにおけるリーダーシップ、チームづくりに応用する方策を学習します。
プログラムの概要
4ステップの構造
ステップ1 影響力診断、事前課題
ステップ2 ビジョン・ドリブン・チーム研修
ステップ3 個別コーチング、フォローアップ研修
ステップ4 効果測定、提言
主な特色
・鍵となる3つのマインドセットを学びます。
リーダーがすばらしいビジョンを描く → 関係者の心にビジョンを共有する
リーダーがよい決定をくだす → チームが素速く実行に移す
リーダーが影響力を発揮する → 関係者の影響力を高める
・ロールプレイや事例検討、演習など、実践的な方法を用います。
・コーチング、フォローアップ研修、現場に対するコンサルティングを通じて、プロジェクトにチームビジョンが組織に浸透し、前向きな風土が確立するまで支援いたします。
ステップ2 ビジョン・ドリブン・チーム研修日程例
第1日目 |
第2日目 |
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午前 |
オリエンテーション ・研修の目的、目標、進め方 ・プロジェクトへの要請
・プロジェクトリーダーの責任 |
セクション2(つづき) ・演習 苦手な関係者に影響をおよぼす ・チームによる意思決定
・演習 コミットメントを獲得する |
午後 |
セクション1 ビジョンの共有 ・ケース討議 ・ミッションとビジョン ・演習 チームビジョンを描く
セクション2 双方向のインフルエンス ・ケース討議 ・マインドセット
・影響力で働く原理
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セクション3 チームへのコミットメント ・ケース討議 ・マインドセット
ラップアップ ・リーダーとして個人ビジョンを描く
・行動計画づくり |
(両日とも、開始9:00, 終了17:30)